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ロードバイクのパーツ・部位名称と役割を画像つきで紹介

ロードバイクのパーツ名称

ロードバイクのメンテナンス等の際にパーツ・各部位の名称がわかっていれば、その名称をもとにインターネット上にあるメンテナンス方法、修理方法を解説している情報に早くたどり着くことができます。

※このページはリムブレーキ仕様のロードバイクの名称を紹介しています。
※このページはロードバイクの初心者向けのコンテンツです。

まずは大まかな基本的な部位の名称から、各セクションのハンドル周り、フロントディレイラー周り、リアディレイラー周りの詳細部位の名称も紹介しています。

※画像をタップで詳細にジャンプします。

ロードバイクのパーツ名称 サムネイル
ハンドル周りのパーツ名称 サムネイル
フロントディレイラーまわりのパーツ名称 サムネイル
リアディレイリアーまわりのパーツ名称 サムネイル
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基本名称

ロードバイクのパーツ名称

(1)デュアルコントロールレバー

ブレーキ機能と変速機能の2つの役割を1本のレバーで行えることからデュアル(=2重のという意味)という名がついていおり、SHIMANOではSTI(エス・ティー・アイ)レバー、カンパニューロではエルゴパワーという名称で呼ばれています。
基本的に左レバーは(5)フロントブレーキ、(13)フロントディレイラーの変速に、右レバーは(18)リアブレーキ、(22)リアディレイラーの変速に使用します。

(2)ステム

ハンドルの左右の動きをフロントフォークから前輪に動作を伝える役割を担っているパーツです。個人の腕のリーチ等で長さが異なるステムを選びセットアップするのが通例です。
コラム部分とセットするコラムクランプ、ハンドル部分とセットする部分をハンドルクランプと言います。

(3)コラム

フロントフォークから上に伸び、ヘッドチューブを突き抜けているシャフト部分をコラム(別名:ステアリングコラム)と言い、ステムの高さをスペンサーをはめ調整します。そのスペンサーの名称は「コラムスペーサー」と呼ばれています。

(4)ハンドル

ロードバイクに使用されているハンドルはドロップハンドルと言い、デュアルコントロールレバー、バーテープを装着し使用します。
ハンドル幅の長さはライドする上で重要で、フィッティングを行った上で選ぶのが通例です。

(5)フロントブレーキ

基本的に左レバーで操作するブレーキで、ブレーキの効き具合を調整するためのクイックリリースレバーやアジャスターが装着されています。ブレーキの効き具合は走行中の事故を防ぐ大きな要因となりますので、しっかりとした調整が必要です。

(6)フロントフォーク

ハンドルと前輪をつなぎ、ハンドリングができるようにする役割があります。形状は操作性に優れ真っ直ぐの伸びたストレートタイプ振動吸収性に優れ先端が前方に曲がっているベントタイプがあり、各メーカーそれぞれの形状のモデルが存在します。

(7)スポーク

ホイールの中心部分と外側をつないでいる棒状のパーツです。車輪の強度を高める役割がありますが、1本1本のスポーク自体の強度はないため、転倒など大きな衝撃が加わった場合は曲がってしまう事があり、安全面からスポークを交換する必要があります。

(8)タイヤ

タイヤにも種類があり一般的なクリンチャー、チューブと一体化しているチューブラー、チューブを必要としないチューブレスと大きく分けて3種類あります。タイヤ幅にも種類があり現在は25Cの規格が一般的に使用されています。

(9)トップチューブ

フレームの上側部分。ヘッドチューブ上部とシートチューブ上部をつないでいるチューブ。トップチューブの長さは体格にあったものを選ぶ事が重要で、体格にあっていないサイズを選んでしまうとライドに大きな支障がでる重要なポイントです。

(10)ヘッドチューブ

フレーム前頭部分にあるチューブでフロントフォーク上部のコラム部分を差し込む部分です。

(11)シートチューブ

サドルを差し込むチューブ。トップチューブ同様、シートチューブの長さはサイズ選びで非常に重要な部位です。初めてロードバイクを購入される方は必ずサイズ違いのロードバイクを試乗する事がおすすめ。

(12)ダウンチューブ

ヘッドチューブ下部とシートチューブ下部を繋いでいるチューブ。フレームで一番目立つ位置にある事から、ほとんどのメーカーのフレームはダウンチューブにブランドロゴが書かれています。

(13)フロントディレイラー

フロント部分の変速に必要不可欠なパーツです。並列しているチェーンガイドの間にチェーンが通り、基本的に左変速レバーでアウター、インナーのいずれかのチェーンリングへの可変を導くパーツです。

(14)クランク

ペダルと駆動部分をつなぐアーム部分。チェーンリングと一体の右クランク、単体の左クランクが基本。クランクの長さにも種類があり体格にあったサイズを選ぶのが重要なパーツの一つ。

(15)チェーンリング

クランクと一体になっている歯がついたリングの事。大小2枚のチェーンリングを組み合わせるのが主流で外側の大きい方をアウターチェーンリング、内側の小さい方をインナーチェーンリングと言います。歯数にも種類があり少ないものはスピードが出にくいが軽い、多いものはスピードは出るが重く、それぞれのライドスタイルに合わせて歯数を選ぶパーツです。

(16)サドル

体重を支えるペダルと同様の重加点となるサドル。形状や軽さなど様々な種類があり、サドルもまた体格にあったものを選ぶのが通例です。
前後位置のセッティングついては乗車している状態で、ペダル軸の真上に膝がくる位置が適切と言われています。

(17)シートポスト

サドルの高さを調整するパーツ。
シートポストの直径はさまざまな規格サイズがありますので、買い替えの際はフレームのシートチョーブ上部の差込口直径のサイズに合わせ選択しましょう。
また種類によりサドルの角度調整ができるタイプもあります。

(18)リアブレーキ

基本的に右のブレーキレバーで動作する後輪ブレーキ。フロントブレーキ同様に、ブレーキの効き具合を調整するためのクイックリリースレバーやアジャスターが装着されています。

(19)シートステー

シートチューブ上部と後輪の中心軸を結ぶチューブ。リムブレーキ仕様の場合はシートステー上部にリアブレーキを取り付ける穴があります。
反射版やリアライトを取り付けるのはシートステーが一般的です。

(20)カセットスプロケット

チェーンの駆動をリア軸に伝えるための歯車で変速には欠かせないパーツ。
一体化されているものではなく、数枚の歯車部品で構成されており、歯数も異なる種類が多数リリースされています。
歯車の枚数が11枚を11速(11s)、10枚を10速(10s)と呼ばれています。

(21)チェーンステー

シートチューブ下部と後輪の中心軸を結ぶチューブ。
変速時、チェーン脱落があった際にこのチェーンステーに接触し表面に傷がつくことが多いため、チェーンステー表面にプロテクター等を貼る事をおすすめ。

(22)リアディレイラー

ギアの変速を行う装置。プーリーを左右に稼働させ変速を行います。
ギアの入り方が悪い場合は、アジャスタや調整ネジを回してプーリー位置を調整したりします。
ロードバイクには欠かせない重要なパーツです。

(23)チェーン

チェーンにも規格があり、消耗品ですので交換時には規格のあったチェーンを選ばなければなりません。
基本的にはリアの変速段数ごとにチェーンの規格が異なるため、初心者の方は自転車販売店で聞くのがベターです。

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ハンドルまわりのパーツ・部位名称

ハンドルまわりパーツ・部位名称

(1)ブラケット

デュアルコントロールレバーのグリップ部分を保護し、ライドする際に基本姿勢でグリップしやすいようにゴム製のものがほとんどです。
ブラケットはデュアルコントロールレバーの型式により非対応のものもあるため買い替え時などは対応するものを調べる必要があります。

(2)大レバー

ブレーキ兼、変速におけるシフトダウンの役割を担うレバー。左大レバーはフロントギア、右大レバーはリアギアの変速に使用します。

(3)小レバー

変速におけるシフトアップの役割を担うレバー。左小レバーはフロントギア、右小レバーはリアギアの変速に使用します。

(4)上ハンドル

ドロップハンドルの上部。上ハンドルを握っている場合は最も上体が起きている状態になり呼吸がしやすい反面、空気抵抗が最もあり、中央に近い位置を握っている事からハンドリングがしづらいグリップポジションです。

(5)下ハンドル

ドロップハンドルの下部。下ハンドルを握っている場合は最も上体が前傾姿勢になり空気抵抗が低い状態。

(6)コラム

フロントフォークから上に伸び、ヘッドチューブを突き抜けているシャフト部分をコラム(別名:ステアリングコラム)と言い、ステムの高さをスペンサーをはめ調整します。そのスペンサーの名称は「コラムスペーサー」と呼ばれています。

(7)コラムスペンサー

コラムに接続するステムの高さを調整するリング状のパーツ。素材もカーボンや金属など各メーカーから多種類のコラムスペンサーが販売されています。

フロントディレイラーまわりのパーツ・各部位名称

フロントディレイラーまわりのパーツ名称

(1)アウターチェーンリング

クランクアームと接合されている外側の大きなギア。クランクアームとの接合部分が4つ、5つのもの、歯数の違いもいくつか種類があります。

(2)インナーチェーンリング

アウターチェーンリングの内側にあるギア。アウターチェーンリング同様に接合部分の数、歯数が異なる種類が存在します。

(3)アウター調整ネジ

大きいギア、アウター用の調整ネジ。アウター側にギアが入っている際にチェーンガイドの左右の位置を調整するために使用します。ネジ(ボルト)を時計回しで内側へ、反時計回しで外側へ調整が可能です。

(4)インナー調整ネジ

小さいギア、インナー用の調整ネジ。インナー側にギアが入っている際にチェーンガイドの左右の位置を調整するために使用します。ネジ(ボルト)を時計回しで内側へ、反時計回しで外側へ調整が可能です。

(5)チェーンガイド

チェーンが通るプレート。チェーンガイドの可動領域はアウター、インナー調整ネジで調整が可能です。

リアディレイラーまわりパーツ・部位名称

リアディレイラー周りパーツ部位名称

(1)ガイドプーリー

プーリー上部についているのがガイドプーリーです。チェーンの通り道を作る役割があり、リアディレイラーの変速でこのガイドプーリー及びプーリー全体も一緒に可動しチェーンが通るスプロケットの位置を変更します。

(2)テンションプーリー

プーリー下部についているのがテンションプーリーです。チェーンの揺れや変速時のチェーンのテンション(張り)を一定に保ってくれる役割があります。

(3)トップ側調整ネジ

スプロケットの一番小さなギア=トップにギアが入っている際にプーリーの左右の位置を調整するために使用します。ネジ(ボルト)を時計回しで内側へ、反時計回しで外側へ調整が可能です。ネジ(ボルト)部分にHi(ハイ)の頭文字の[H]が記載されているモデルが多い。
※メーカーによりトップ、ローのネジ位置が逆のモデルもあります。

(4)ロー側調整ネジ

スプロケットの一番大きなギア=ローにギアが入っている際にプーリーの左右の位置を調整するために使用します。ネジ(ボルト)を時計回しで外側へ、反時計回しで内側へ調整が可能です。ネジ(ボルト)部分にLow(ロウ)の頭文字の[L]が記載されているモデルが多い。
※メーカーによりトップ、ローのネジ位置が逆のモデルもあります。

(5)アジャスタ

バレルアジャスタとも呼ばれており、リアディレイラーを可動させているワイヤーのテンションを調整するために使用します。テンションの強弱でリアディレイラー可動幅が調整できます。
アジャスタを反時計回しでワイヤーテンションを上げ、時計回しでテンションを下げます。

(6)プーリーケージ

ガイドプーリー、テンションプーリーを取り付けるユニット。
SHIMANO(シマノ)のリアディレイラーにはプーリーケージの長さがことなるSS(ショートケージ)、GS(ミディアムケージ)がリリースされており、対応する最大歯数に違いがあります。

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山田 貴時SECOND ROAD査定担当
ロードバイク買取専門店SECOND ROAD(セカンドロード)の査定担当。ロードバイクの査定歴6年のプロ査定員。組み立てからメンテナンスも行う、メカニック嗜好でロードバイクをいじるのが大好き。ロードバイクに関するお役立ち情報を業界人ならではの目線で発信しています。